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トヨタ ルーフスポイラー

2019/03/12

湯河原町で車修理を行っている山本鈑金工業です。

本日は、真鶴町にお住まいのH様よりご相談を受けました。トヨタ オーリスのルーフスポイラー修理をご紹介します。

 

ルーフスポイラーの画像です。

〇印の塗膜が経年劣化で色褪せしています。ボディ全面には色褪せはありません。

お車は5年経過しています。

海岸沿いにお住まいですので、塩害も考えられますが...それよりも日々の日光や紫外線等の影響で塗膜が浸食されています。普段私達の生活で紫外線や雨等、塩害、空気中の大気汚染等、様々な状況下で生活しています。特に日中になりますが、車は走っている時、外に駐車しているときは常時日焼けをしているのと同じです。

車のパネルは特に熱を吸収する特性を持ち合わせていますので、ダメージは計り知れません。この劣化したルーフスポイラー、樹脂やFRPで製造されています。ボディの劣化は外観からは判断できません。ボディもルーフスポイラーも新車時からの経年は同じです。

もうお分かりですよね?素材も違います。製造工程も違います。・・・塗装状況や塗装前の大切な下地工程も違います。結果...こうなるのです。仕方がない事なのですが、購入時の新車段階で、まさか5年後にこうなるとは思わないですよね?

このお車の他にもボディカラーの違いで色褪せ等が、出やすい見えやすいカラーもあります。このルーフスポイラーもしっかりと下地工程で対策がされているのであれば、ここまで早い段階で色褪せしなかった事でしょう。メーカーにクレームを入れても交換を推奨されるだけの話になります。結果・・・新品部品&取替工賃が発生します。新車時はあまり気になりませんが、このような状況になると判断が難しくなります。

今回のお客様も、他社で相談されたそうです。今回のルーフスポイラーの色褪せはそこまでひどいものではありません。クリヤー塗膜の浸食と判断しました。

お客様には、下地処理を丁寧に行ってから再塗装する提案をしました。相談した結果予算等の都合により再塗装のみお願いします。と依頼されました。

A社=新品部品&ショートパーツ・取替工賃。だけの提案。

B社=ルーフスポイラー修理(新品とほぼ変わらない金額)。だけの提案。

弊社=1.新品部品&交換。

     2.下地処理&再塗装修理。

     3.再塗装修理。

     4.リビルト・USED部品交換。の4つのご提案。このように修理業者により内容が大きく異なります。弊社では、ご提案してお客様にしっかりと説明を行っています。

修理内容はひとつだけなのか?修理した仕上がりはこんなものなのか?ではなく、しっかりと業者を選定してください。お気軽にご相談してください。

ルーフスポイラーを脱着しました。

ルーフスポイラーを取付された状態で、修理→塗装ではなく脱着します。脱着する方が早くて仕上がりは完璧になります。

このままでマスキング修理・・・時間かかります。

脱着したルーフスポイラーです。

脱着したルーフスポイラーの浸食された塗膜を少し削りました。

クリヤー部分になるのですが、塗膜を削る事によりクリヤーの浸食部分を除去しました。

ここからさらに削って下地処理を行い、プライマーサフェーサーを塗装してしっかりシールした後に加熱乾燥をかけサフェーサーを硬化させ下地処理を行う修理方法もあります。

今回のルーフスポイラー塗膜の浸食はそこまでひどくない事も幸いして、お客様は再塗装を希望されましたので浸食部分を削ってからの再塗装修理です。

塗装されたルーフスポイラーを加熱乾燥させしっかりと硬化させます。ルーフスポイラーを組み付けします。丁寧に磨き作業を行いピカピカになりました。

新品ルーフスポイラーに交換しても数年経過すると同じ状態になることが予想されます。今回の再塗装修理では、クリヤー塗膜を上質な材料に変えて塗装しました。

その結果、塗膜が保護されお客様にとっては大変満足できる修理になりました。

この度は湯河原町にある山本鈑金工業へトヨタ オーリスのルーフスポイラー修理をご依頼頂き誠にありがとうございました。