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ガラスコーティング&保険修理 ホンダ ステップワゴン

2019/05/13

湯河原町で車の事なら山本鈑金工業です。

本日は、湯河原町にお住まいのK様からご依頼です。

ホンダ ステップワゴンのリヤ左側部をぶつけられてしまったそうです。保険修理になります。

中古パーツ等の豆知識もブログ内に掲載していますので、本日のブログは長文になると予想されますがお読み頂ければ幸いです。

・・・入庫同時に、他のキズや凹み等がある場所をすべて修理して下さいとのご要望でした。

1.左側のスライドドア&左クォーター修理

2.左フロントフェンダー交換(USEDパーツ使用)

3.左フロントドア再塗装修理

4.左サイドスポイラー交換

5.フロントバンパー全面修理

6.フロントボンネットフード修理

7.右クォーター修理

8.右フロントフェンダー・右フロントドア・右スライドドア再塗装修理

9.右サイドスポイラー交換(USEDパーツ使用)

この内容の修理になります...ほぼ全塗装(オールペイント)に近いですね。

こちらがリヤ左側の損傷画像になります。

〇印箇所の左テールランプ・リヤバンパー・左クォーター・バックドアの修理になります。

テールランプ&リヤバンパーは交換です。

左クォーターのキズはリヤバンパー損傷による擦り傷です。

バックドアのキズも同様にテールランプ損傷による擦り傷です。

バックドアはこのような感じで塗装の妨げになる付属品を取り外しておきます。

擦り傷を研磨して塗装段階へ移動します。

エンブレムを取り外した跡がわかりますよね?エンブレムの両面テープを消しゴムのような専用工具を使い除去していきます。

こちらの画像は、左スライドドア&左クォーターのパテ画像です。

パテを薄く盛りつけ専用設備で加熱乾燥させます。丁寧に研いでいきパネルの小さな凹凸等をなくします。

修理前の画像は撮り忘れました...申し訳ないです。

保険修理でしたらすぐに交換のような損傷でした。自費修理ですので、板金修理しました。

 

左スライドドアの脱着画像です。

パテを研いだ後に、プライマーサフェーサーを塗装します。

広範囲に細かいキズがありましたので、サフェーサーでシールしました。

ドア下部の裏側も修理していますので、脱着して塗装します。

左フロントフェンダーは交換レベルでしたので、安価な中古部品を使用します。

複数の提携会社に連絡してパーツを探します。(中古パーツ豆知識。下記掲載)

同じパーツでしたら少しでも安価になるように努めるのが弊社の仕事です。

同じパーツでもルートが違うという理由で部品金額は上がります。商売上仕方のない事だと理解はしていますが、同じ部品で金額が上がる事がお客様のサポートになっているかと考えると?果たして・・・でした。そのルートを弊社で最大限調べ模索して色々とわかりました。企業秘密になりますが、結果的に同じ部品を安価で仕入れる事が可能になりました。

同じ部品なら誰でも安価な方が良いですよね?

同じ車で新車でも安価な方が良いですよね?

この中古パーツは別色でシルバーです。僅かな凹みがあったのでパテで修理しました。

部品金額は新品部品金額より半額以下の安価でした。

小さな凹みが1つあった以外は、良質な部品でした。今回の中古パーツは何点かあったのですが同色もありました。部品金額はだいぶ高めでした。他にもありましたが、この部品が安価&修正箇所が極浅かった為選択しました。どちらにせよ塗装するので、別色で安い方が良いです。

同じ部品の参考価格ですが、A社・B社で¥4,000も差がありました。

A社から購入の場合・・・A社の在庫で納品できる=安価になる。

B社から購入の場合・・・B社の在庫ではなく...A社の在庫部品をB社が仕入れて納品する=今回の場合はその差が¥4,000でした。

A社は自社の在庫を検品して納品したに過ぎません...B社は従業員やシステムを使い部品を調べますので高くなるのは仕方がありません。

A社は元々利益が出ている部品を提供しますので、弊社に納品してもB社に納品しても儲けは変わりません。むしろA社→B社に納品する場合は、業務販売が適用される可能性が高いのでA社の儲けは探してもらった手間賃として減額します。

弊社では、その仕組みを理解して独自ルートで中古パーツ等を検索してます。

同じ部品でしたら少しでも安価になる為に、検索していますのでお気軽にご相談してください。期待に添えるよう尽力致します。

フロントバンパーの修理画像です。

全体的にキズが多数ありましたが、新品部品は塗装済みで金額が高くお客様とご相談して修理になりました。

パテ乾燥後に、パテを丁寧に研いで元通りになるよう成形します。

プライマーサフェーサーを塗装してしっかりシールします。サフェーサーもパテ同様に専用設備で加熱乾燥させます。

フロントボンネットフードの修理画像です。

僅かな凹凸を板金してパテを薄く盛りつけ修理しました。

バンパー同様にパテを研いだ後に、プライマーサフェーサーを塗装します。

 

塗装した各部位を丁寧に磨いていきます。

このホンダ ステップワゴンには、耐スリクリヤーが施工されています。磨きは通常クリヤーより難易度が格段に上がります。性能としては申し分ないのですが...磨き作業の知識と経験がないと何回磨いても完璧な仕上がりにはなりません。

今回のお車は、ほぼオールペイントです。磨き時間にかなり費やしましたがピカピカの新車同様に仕上げました☆

損傷していた各部位の部品交換した画像です。リヤの保険修理の場所を含めて何事も無かったお車になりました。

 

別角度で見やすく撮った画像です。

今回のホンダ ステップワゴン修理ですが、ルーフ以外の場所はリヤバンパーを除いて再塗装しています。このままでは、数日経過すると磨いてピカピカになった塗膜に様々な不純物が付着しますので、新車同様になったお車にガラスコーティングを施工しました。

ガラスコーティングは、他のポリマーやガラス系コーティングと違い高額になりますがガラスコーティング効果は絶大です☆高額になる理由のひとつとしてガラスコーティングは完璧な磨き作業が必須になります。

全国の至る所でガラスコーティング等の広告を見ますが、しっかりと知識を持って完璧に磨き作業を行う会社はかなり限られています。その理由に上げられるのが、ひとりで施工する業者が多いからです。2人作業等でしっかりと点検&確認作業を行い問題やトラブルをなくす努力をしっかりとしないと改善できない事があります。職人さんも人間ですのでミスがあります。そのミスを発見できなければそのままになります。ですから厳しいプロの目で2人作業を推奨します。下地がしっかりと作られていない場所にコーティングを塗布すれば、コーティング被膜の下に不純物があれば効果が期待でないのは想像できますよね?コーティング被膜が完全硬化すると不純物を取り除くことはコーティング被膜を除去しないと不可能です。

ガラスコーティングが高額な理由はなんとなくお分かり頂けましたか?今回の修理では完璧な磨き作業を行っているのでガラスコーティングにかかる費用を大幅に削減できる事ができましたのでガラスコーティングを施工しました。

仕上がりを見たお客様には、大満足を頂きました☆

この度は、湯河原町にある山本鈑金工業へホンダ ステップワゴンの修理をご依頼頂き誠にありがとうございました。

愛車をいつまでも大切にお乗りください。